北海道駒ヶ岳活動状況(令和8年9月)
札幌管区気象台 地域火山監視・警報センター発表
全般概要
令和8年10月2日7時30分(期間外)に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
その後、警報事項に変更はありません。
23日以降、山頂火口原浅部を震源とする地震がやや増加するなど地震活動に高まりがみられ、26日からは山頂火口原方向が上がる傾斜変動が認められました。また、10月2日には地震回数が明瞭に増加し、傾斜変動量の増大も観測されました。10月3日には地震回数が減少し、傾斜変動も鈍化しましたが、引き続き緩やかな変動が継続しています。
火山活動が高まっており、山頂火口原内で小噴火が発生する可能性があります。
火口から概ね4Kmの範囲では、噴火に伴い弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
噴気など表面現象の状況
山頂に設置した監視カメラでは、昭和4年火口でごく弱い噴気を観測しました。
引き続き、噴気活動は低調な状態です。
29日に国土交通省北海道開発局の協力により実施した上空からの観測では、前回の観測(2026年8月)と比べ、昭和4年火口をはじめとする山頂火口原内の各火口の状況に特段の変化は認められませんでした。
地震及び微動の発生状況
23日から24日頃にかけて山頂火口原浅部(主に海抜下1km付近)で火山性地震がやや増加しました。
26日頃から山頂火口原浅部(主に海抜下0km付近)でふたたび地震が増加し、28日20時30分頃にはマグニチュード1.4(暫定値)のやや規模の大きな地震が発生するなど地震活動に高まりが認められているなか、10月2日00時頃から19時(期間外)にかけて地震回数がさらに増加しました。
その後、地震活動は低調に経過しています。
火山性微動は観測されていません。
地殻変動の状況
26日13時頃以降、山頂火口原付近に設置した傾斜計で山頂火口原方向が上がる傾斜変動がみられています。10月2日00時から22時頃(期間外)にかけて傾斜変動量が大きくなりましたが、10月3日以降、鈍化しています。
GNSS連続観測では、2022年夏頃から2024年夏頃にかけて山頂部の一部基線でわずかな伸長が見られましたが、その後は鈍化し、以降は特段の変化は認められません。
この記事に関するお問い合わせ先
防災交通課
北海道茅部郡森町字御幸町144-1
電話番号:01374-7-1282



更新日:2026年10月08日