令和7年森町議会12月会議行政報告

更新日:2025年12月17日

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行政報告を行います。

9月会議以降、今日に至るまでの主な活動について、ご報告申し上げます。

新町誕生20周年記念式典1

今年度は、合併20周年という節目の年であることから、10月4日に「新町森町誕生20周年」を記念し式典を執り行いました。

議員のみなさまをはじめ関係各位にご出席をいただき、盛大に開催することができましたことについて、まずはお礼を申し上げます。

また、公務多忙の中、国会議員、道議会議員、静岡県森町、青森県外ヶ浜町からもそれぞれ祝辞をいただき感謝を申し上げる次第です。

式典では、町民投票で決定した町公式キャラクター「いかもりくん」のお披露目もいたしました。

また、森町にゆかりのある国際派ピアニストの黒木雪音さんに情感豊かな演奏を披露していただき式典に花を添えていただきました。

式辞でも述べさせてもらいましたが、今後の森町を担う子どもたちに、誇れる郷土を受け継いでいくために、私たち自身が努力を惜しまず、知恵を出し合い、手を取り合って歩んでいかねばなりません。そのためにも、将来に向けて発展を続ける持続可能な行政運営に取り組み、引き続き「課題を価値に変える挑戦者溢れる町づくり」を進めていく所存であります。

新町誕生20周年記念式典2
新町誕生20周年記念式典3

また、今年は静岡県森町で「合併70周年」、青森県外ヶ浜町では「合併20周年」の年でありますので、木村議長とともに記念式典に出席させていただきました。

それぞれ節目の年を迎えた両町と、より一層の絆を強め、今後も観光や文化、教育など、幅広い交流と連携を強化していきたいと思いを新たにしたところであります。

静岡県森町70周年記念式典
青森県外ヶ浜町合併20周年記念式典

 

市街地に近づくヒグマによる被害の未然防止と現場での適切かつ迅速な対応力の向上を図るため、11月10日に森町緊急銃猟マニュアル検討会議を行いました。

自治体の判断で市街地での発砲が可能となるにあたり、様々な課題の整理や関係機関との強化を図る必要があることから、森警察署、猟友会、渡島総合振興局などと過去の事例の検証を基に安全対策について具体的な議論を重ねました。

今後も、実践的な訓練などを通じて現場の声を反映させたマニュアル改訂を行うとともに、「備えの質」を高めて町民の安全を図ってまいります。

 

さて、去る12月1日に「新もり保育所」が開所いたしました。長年地域に親しまれてきた森保育所と新川保育所の歴史を継承しつつ、時代に即した保育環境を整えるため、約5年にわたる検討と整備を経て完成したものです。

もり保育所1

先に行われた、森保育所、新川保育所の鍵返納式では長い歴史を見守ってきた保育所への感謝を込め、年長児手作りの大きな鍵を私に返納していただきました。最後は「ありがとう!さようなら!」と元気いっぱいに声を合わせ、これまで過ごした保育所への思いを伝えていただき、地域に惜しまれながら閉所となりました。

11月30日に行われた、落成式では工事経過報告や関係者によるテープカットなどが行われ、もり保育所が地域の皆様に末永く愛され、未来を担うこども達の健やかな育ちの場所となることを願いつつ、新たな保育所として歴史への一歩を踏み出すこととなりました。

そして迎えた開所日当日、園児たちは新しい保育所に足を踏み入れ、目を輝かせながら真新しい遊具や広々とした空間に歓声を上げていました。その姿は、町の未来への希望そのものであり、私たちが進めてきた保育所整備事業の意義を改めて感じさせる瞬間でした。

今後も、施設の運営管理に万全を期し、地域のこども達の健やかな成長に資するよう力を尽くしてまいります。

もり保育所落成式1
もり保育所落成式2
もり保育所2
もり保育所3
もり保育所4
もり保育所5

 

次に、JR赤井川駅の状況についてです。JR北海道より利用者の少ない駅に関して全道レベルでの見直しをしており、赤井川駅が対象になっているとの説明を受けております。今後地域住民の声を聞きながら地域交通の確保を実現するべく、方針を定めていくことと致します。

 

続いて、風力発電建設計画についてご報告があります。

町内森川地区において、東京に本社を有します「三菱マテリアル株式会社」が風力発電所の事業可能性調査に着手し、その一環として、風況観測を開始すると報告がございました。同社によりますと同社社有林内に出力4,200kWから6,100kW級の風力発電機最大14基を想定しており、最大出力58,800kwで2036年度の運転開始を検討しているとのことであります。

今後は、風況調査や環境アセスメントを含む調査等を含めて、地域住民への説明会及び関係機関との意見交換を重ね、計画を進めて参るとのことであります。

同社からは地域環境を最大限考慮し、事業を通じて地域に貢献していきたいと説明を受けております。

今後も環境面等へ十分配慮の上、行政・事業者等が共に森町の再生可能エネルギーの進展並びに地球温暖化防止に努めていくことが望ましいと思うところであります。

 

11月5日の会計検査院決算審査報告及び報道各社に報じられました、町内事業者の補助金不正受給に関し、当町職員の非違行為について、町民の皆様に多大なご迷惑、ご心配をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。

当該職員は、本来、事業者に対し審査・指導する立場にありながら、適正な契約手続きである入札の実施に関する指導を怠り、入札を装った書類を自身で作成し、虚偽の入札結果を報告しておりました。また、これらの書類の承認を受けることなく公印を押印するなどの行為を行っておりました。

なお、当該職員に対しては、確認した事実をもとに厳正に対処してまいります。

また、このような不正が発生したことは、極めて遺憾であり、今後、職員に対し改めて綱紀粛正と法令遵守を徹底するとともに、再発防止と町民の皆様の信頼回復に取り組んでまいります。

 

最後となりますが、森町公民館の閉館についてです。

複合施設整備については、令和4年度より本格的な検討を始め、令和5年度には基本構想を策定し、令和6年度から7年度にかけて基本計画の策定に着手してまいりました。

基本計画では、施設の機能や規模ばかりではなく、計画の裏付けとなる財源の検討も必要となることから、今般施設整備を見据えた財政シミュレーションを実施いたしました。

もとより、この複合施設整備には多額の費用が必要となることは検討当初から想定しておりましたが、財政シミュレーションの結果が明確に示している通り、今こそ新たな行財政改革に取り組み、そのことによって施設整備並びに更なる産業振興や福祉、子育て、教育の充実、等に向けた投資を実現しなければならないと考えます。

一方で、この行財政改革の実施により当初予定していた施設整備のスケジュールに遅れが生じる可能性があります。このことからも先般発生したカムチャッカ半島地震災害対応への振返りで整理した観点も含め老朽化した公民館の継続利用について検討を行ってきた結果、森町公民館については早期の閉館が急務であるとの結論にいたったものであります。なお、森町公民館の閉館に関しまして、12月15日及び17日に町民意見交換会を開催する予定でおります。

日頃、公民館を利用されている町民の方にはご不便をおかけすることになりますが、何卒ご理解いただくようお願い申し上げ行政報告とさせていただきます。

この記事に関するお問い合わせ先

総務課
北海道茅部郡森町字御幸町144-1
電話番号:01374-7-1281