登山・山菜採り中の遭難防止について

更新日:2025年03月28日

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登山の事故防止について

夏山登山では、毎年30件前後の遭難が発生し、遭難者は60代以上の方が4割を占めています。
夏山シーズンの山岳遭難の原因は、「熱中症、疲労などの体調に関するもの」と「転倒、滑落」によるものが、それぞれ30%と最も多く、「道迷い」21%と続き、上位3つで約8割を占めています。
このため、登山を行う場合は、次の点に注意してください。

  1. 自分の体力、技術に合った山に登る。
  2. 余裕のある日程の登山計画を立てる。
  3. 連絡・通報のための通信手段を万全に。
  4. 非常時のことを想定した雨具・防寒着を装備する。
  5. 登山計画書は、家族や職場などの他に警察署などにも提出する。

山菜採り遭難に注意

 道内では、山菜採りに出掛ける人が、山中で道に迷ったり、負傷する事案が後を絶たず、例年、4月から6月にかけては、春の山菜採りとして、行者ニンニク、タケノコ採りに伴う遭難が多発しています。
 過去5年間における、春の山菜採り遭難の発生状況は281件312人で、そのうち、78%が行者ニンニク、タケノコ採り目的の入山となっております。
 年齢別では、65歳以上の方が、全体の81%を占め、原因別では、山菜を探すことに夢中になり、山奥に入って方向を見失う方が、全体の74%を占めています。
 また、過去には山菜採り中に、ヒグマによる死傷事案が発生していることから、今後も注意が必要です。
 山菜採りで入山する方は、十分な準備と慎重な行動を心掛けるとともに、ご家族へ行先や帰宅時間を伝える、遭難防止の準備が十分かどうか確認するなど、遭難を防止するための声掛けを行いましょう。

山菜採り目的の入山者心得

  • 行き先、帰宅時間を家族に伝える。
  • 単独行動をしない
  • 慣れた場所でも油断しない
  • 目立つ服装、携帯電話、ホイッスルは必携
  • 慌てず、落ち着いて行動する

北海道渡島総合振興局公式ホームページ

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