令和5年森町議会9月会議行政報告

更新日:2025年03月28日

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行政報告を行います。

令和5年6月会議以降、今日に至るまでの主な活動について、ご報告申し上げます。

穏やかな海の奥に緑色の駒ヶ岳が見える写真

今年の夏も全国各地で猛暑が続いておりましたが、特に森町では8月中旬から連日30度超えの厳しい日が続き、体調を崩された方もいると思います。町民の皆様方におかれましては引き続き、体調管理に十分気を付けていただきたいと思っております。

はじめに、職員の災害派遣についてご報告いたします。
友好町である静岡県森町では、台風2号の接近に伴う豪雨で町道や林道などの道路関係の損傷や田畑への土砂流入など、甚大な被害をもたらしました。
このため、当町では職員4名を森町に派遣し、災害復旧のお手伝いをさせていただきました。

左:スーツを着た男性が、右手に並んだ黄色いベストを着た4名の男性のうちの1名に段ボール箱を渡している写真、右:森の小道を、袋を載せた一輪車や肩に担いだ荷物を運び歩く黄色いベストを着た男性たちの写真

業務に従事した期間については、6月12日から16日までの5日間で、6月18日に帰町いたしました。
派遣先での業務内容は、土嚢作成や飲用水配布、被害箇所の簡易測量及び孤立世帯の迂回路整備作業などを担当してまいりました。
両町は平成24年に災害発生時の相互応援に関する協定を締結していることから、今後も災害発生時には積極的に協力をしてまいりたいと考えております。

さて、6月24日に網走の地で当町と網走市、上川大雪酒造、網走刑務所の4者による地域資源活用を軸とした包括連携協定の締結式と道南スギを100%使用し完成した大桶のお披露目式に参加してまいりました。

網走刑務所の立て看板がついた木の門の前に置かれた大きな木桶の前で、それぞれ木製の盾を胸の前で持ち、横一列に並んだ4名のスーツ姿の男性たちの写真

この取り組みは、受刑者が日本酒醸造用の木桶を製作する官民連携事業を機に実現したものでありますが、この度、水谷網走市長よりお声がけをいただき、森町もこのプロジェクトに参加させていただくことになりました。
今回完成した木桶は、函館にある上川大雪酒造の酒蔵「五稜乃蔵」に運ばれ日本酒作りに使用される予定であります。
今後も、道内外の皆様の協力をいただきながら道南スギの利活用と産業と地域の振興を進めていきたいと考えております。

7月16日には青森県外ヶ浜町の「みなとまつり」が開催され、木村議長とともに訪問してまいりました。
帰り際には、昨年8月の大雨災害支援に対するお礼として、町民の方からたくさんのリンゴジュースをいただいて帰りました。

左:「そとがはままち港まつり2023」と書かれた横断幕が貼られたパネルの前に並べられたパイプ椅子に、6名の関係者の男性が座っている写真、右:パイプ椅子に座る男性たちの前で、スタンドマイクに向かい立って話をする男性の写真

7月29日には、室蘭市の第77回「むろらん港祭り」にご招待いただき、開会式の鏡割りにも参加させていただきました。
祭り終盤に行われた5万トン客船「飛鳥」のお見送りがとても印象深く、我が町森港でも大きい客船の歓送迎ができるように整備を進めていきたいと改めて思ったところあります。

左:黄色い法被を着た関係者の方々が、大きな酒樽を割って鏡割りをしている様子の写真、右:夜の港に停泊している客船「飛鳥」を見送る方々の写真

また、8月12日には、福岡県福岡市で、埼玉県立教新座中学校鉄道研究会の皆さんが森駅周辺のジオラマを作成し鉄道模型コンテストに出展されましたので視察してまいりました。
最優秀賞を受賞した同会を代表してプレゼンした部長の桜井さんはジオラマを製作するために数回森町に通われたそうです。
森町は新幹線の駅が整備されないことや、新幹線開通に伴う並行在来線の課題など鉄道に絡む地域課題を知ってほしいということで森駅をジオラマの対象に選んでくださったそうです。

左:「森駅」と書かれた黄色い駅舎と、その周辺のジオラマ作品を写した写真、右:テーブルの前にしゃがみ、展示されたジオラマに向け手を向けている2名の男性の記念写真

遠く離れた埼玉県の中学生がこのような形で森町とつながったことはとても嬉しく、このご縁を今後も継続していきたと考えております。

町内に目を向けますと、「夏のまつり in もり」が4年ぶりに森町大通りで通常開催されました。
例年、森稲荷神社例大祭に合わせ行われていた祭りですが、今年は土曜日開催とするため8月5日に行われました。またお祭り自体も2部構成で行うなど関係者各位の創意工夫が実り、沿道や駅前広場には多くのお客さんが訪れ、短い夏の夜を楽しまれました。

街灯が点いた夜の通りを、白い腹巻、ズボンと足袋を履いたたくさんの男性が、ライトアップされた神輿を担いで練り歩いている様子の写真

また、お盆恒例の「さわら恋来い夏まつり」は毎年帰省する方々が楽しみにしているイベントでもあり、海外から研修にきている方々の参加もあり、国際色豊かな内容になりました。

やすらぎプラザ前のコンクリートの広場に並べられた机と椅子に座る大勢の祭りの参加者の方々の写真

これら祭りなどの成功は、ひとえに関係各位の綿密な準備と協力によるものと感謝申し上げます。
今月は「さわらふるさとまつり」も開催されますので、成功裏に終了することを願うところです。
最後となりますが、役場庁舎と公民館の更新を軸とした複合施設整備については基本構想策定のための業務に着手いたしました。
町では、全ての町民の皆様から施設整備に対するご意見を伺うべく町民アンケートを実施いたします。
アンケート用紙は広報10月号に折り込み全戸配布しますので、ご家族で話し合いご意見をお寄せくださいますようお願い申し上げます。
また、11月から12月にかけて町民ワークショップも開催する予定であることをご報告申し上げ行政報告といたします。

この記事に関するお問い合わせ先

総務課
北海道茅部郡森町字御幸町144-1
電話番号:01374-7-1281