森町・ミチタル株式会社・株式会社ハルキで「森林資源活用共創事業」に関する連携協定を締結しました。

更新日:2025年07月29日

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2025年7月4日、森町(町長:岡嶋 康輔)とミチタル株式会社(代表取締役:小島 颯太・水嶼 直滉)、株式会社ハルキ(代表取締役:春木 真一)の三者は、「森林資源活用共創事業」に関する連携協定を締結しました。

協定の背景

森町では、ミズナラなどの広葉樹資源が十分に活用されていないことに加え、人工林の高齢化や林業従事者の減少、ナラ枯れの発生などの課題を抱えています。
本協定は、これらの課題に対し、ミズナラ等の資源を計画的に活用しながら、森林の健全な循環と新たな地域産業の創出を目指す取り組みです。

協定の目的

本事業では、森林被害への対応に加え、択伐による天然林の整備と木材の高付加価値化を通じて、次のような目標を掲げています:

  • 森町産木材の有効活用
  • 地域産業の振興
  • 持続可能な地域づくり
  • 若年層を含む雇用の創出

また、道内大学生が中心となって設立したベンチャー企業・ミチタル株式会社が参画し、若い世代の挑戦が地域に新たな活力をもたらす点も重要な意義の一つです。

三者の役割分担

担当

主な役割

森町

・町有林におけるミズナラ等の資源調査
・副産物を含めた地域内利用の検討
・若年層の関与促進と人材育成

ミチタル株式会社

・市場調査と商品企画
・洋酒樽の試作・製品化
・町産木材に新たな価値を創出

株式会社ハルキ

・ミズナラの製材と木取り技術の確立
・副産物の利活用(家具・内装材など)
・資源循環への協力

各代表のコメント(要約)

  • 岡嶋町長(森町)
    「若い挑戦者や事業者と共に、地域資源から新たな価値を創出していきたい。」
  • 春木代表(ハルキ)
    「65年の技術を活かし、初めての“樽づくり”に挑戦。ナラ枯れ対策にも貢献したい。」
  • 小島代表(ミチタル)
    「木材の高付加価値化というミッションに共感いただき、協力に感謝。3社で良い製品を作りたい。」
  • 水嶋代表(ミチタル)
    「長い時間軸をもつ林業の世界で、挑戦者として推進力を担いたい。将来、誇れる成果を残したい。」

今後の展開

今後は三者がそれぞれの強みを活かして連携し、森町の森林資源に新たな価値を加える製品づくりと産業化を進めてまいります。町民の皆さまにも、この新たな挑戦にぜひご注目ください。

この記事に関するお問い合わせ先

農林課
北海道茅部郡森町字御幸町144-1
電話番号:01374-7-1086