登山・山菜採りでの遭難に注意しましょう
登山の事故防止について
夏山登山では、毎年30件前後の遭難が発生し、遭難者は60代以上の方が4割を占めています。
夏山シーズンの山岳遭難の原因は、「熱中症、疲労などの体調に関するもの」と、「転倒、滑落」によるものが、それぞれ30%と最も多く、「道迷い」21%と続き、上位3つで約8割を占めています。
このため、登山を行う場合は、次の点に注意してください。
1.自分の体力、技術に合った山に登る。
2.余裕のある日程の登山計画を立てる。
3.連絡・通報のための通信手段を万全に。
4.非常時のことを想定した雨具・防寒着を装備する。
5.登山計画書は、家族や職場などの他に警察署などにも提出する。
山菜採り及びキノコ採りでの遭難防止について
道内では、山菜採りに出掛ける人が、山中で道に迷ったり、負傷する事案が後を絶たず、
例年、9月から10月に掛けて秋の山菜採り及びキノコ採りに出掛け遭難する事案が多発
しております。
過去5年間における、、秋の山菜取り及びキノコ採り遭難の発生状況は、57件61人
で、年齢別では、65歳以上の方が、全体の約84パーセントを占め、原因別では、山菜を探すことに夢中になり、方向を見失うケースが、全体の約84パーセントを占めています。
また、秋はヒグマが冬眠前に活発に活動する時期でもあることから、山菜採り目的の入山者が被害に遭うことも懸念されます。
遭難を防ぐためには、通信・通報のための手段(携帯電話、ホイッスル)を持参するとともに、次の点に注意してください。
- 行き先を家族に伝える
- 単独行動は避ける
- 携帯電話を持ち歩く
- 鈴やラジオを鳴らし、ヒグマとの遭遇に注意する
【パンフレット作成:北海道山岳遭難防止対策協議会】
北海道渡島総合振興局公式ホームページ
「山菜採りでの遭難防止について」
(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/ktk/sangaku-r2.htm)
「登山の事故防止について」
(https://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/ktk/bsb/tozannnozikobousi.html)