令和5年度 北海道駒ヶ岳の入山規制緩和について
北海道駒ヶ岳の登山(入山)については、 赤井川登山道に限り、登山(入山)規制を緩和しておりましたが、 令和5年10月31日をもちまして、規制緩和期間が終了致しました。 令和5年11月1日以降は、山頂火口部から半径4kmの区域内への立ち入りは控えてください。 今後の登山(入山)規制緩和の実施については、現在のところ未定です。 |
●掲載記事●
http://www.town.hokkaido-mori.lg.jp/docs/2017110900029/
◆登山(入山)規制について
現在、北海道駒ヶ岳は火山防災上の措置として、山頂火口部から半径4kmの区域内への立ち入りを規制していますが、一部の登山道に限り、規制の緩和を実施します。
- 登山(入山)できるルート 赤井川登山道のみ 最終地点「馬ノ背」
- 登山(入山)できる期間 令和5年6月1日から令和5年10月31日まで。
※降雪等の状況により期間が変更となる場合があります。
- 登山(入山)できる時間 午前9時00分から午後3時00分まで
※午後3時00分までに6合目駐車場まで下山してください。
- 登山(入山届)について 登山(入山)届は6合目登山口に設置しています。
噴火等が発生した場合に救助・救出活動を行う際の非常に重要な手掛かりとなりますので必ず記載し、投函してください。
- 「馬ノ背」には規制ロープを設置しています。規制ロープの先は火口原となっており、小規模な噴火でも噴石等が飛散します。非常に危険ですので立ち入ることのないよう、お願い致します。
また、火口周辺に影響を及ぼす程度の火山灰噴出の可能性は常にあります。
◆登山(入山)規制の根拠について
現在の登山(入山)規制は、「北海道駒ヶ岳火山防災協議会」及び「駒ヶ岳自然休養林保護管理協議会」が気象庁や北海道大学から示される火山に関する情報や学術的な見解をもとに協議を重ねた上で決定した任意の規制です。
法令に基づく規制ではありませんので、規制区域内に足を踏み入れても罰則等の適用はありませんが、登山(入山)することにより生じる火山災害のリスクを低減するために必要な措置となっておりますので、ご理解願います。
◆注意事項
- 火山活動に異常が発生した場合は、赤井川登山道6合目駐車場付近に設置してある拡声器からサイレン吹鳴や下山の呼びかけを行いますので、直ちに下山してください。
- 「異常な匂い・噴煙・地震」等の現象がありましたら、直ちに下山して関係機関へ情報提供をお願い致します。
- 万が一、噴火に遭遇した場合は、一刻も早く下山することが最優先となりますが、状況に応じて「ザックで頭部を防御する」など、命を守るための最大限の努力をしてください。
- 登山道上には避難小屋、シェルターはありません。
- 一般的な登山装備に加え、ヘルメット・マスク・ゴーグル等の携行を推奨します。
- 噴火警戒レベル2(火口周辺規制)以上となった場合には、登山道赤井川ゲートを閉鎖します。(現在の噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)です。)
◆情報提供先(お問い合わせ先)
➀登山について
- 自然休養林(森町役場農林課) ☎ 01374-2-2181
- 北海道駒ヶ岳火山防災協議会事務局(森町役場防災交通課) ☎ 01374-2-2181
- 渡島森林管理署 ☎ 0137-63-2141
➁火山防災について
- 北海道駒ヶ岳火山防災協議会事務局(森町役場防災交通課) ☎ 01374-2-2181
- 函館地方気象台 ☎ 0138-46-2212
◆自己責任について
- 北海道駒ヶ岳は活動中の活火山です。
- 現在は静穏な状況が続いておりますが、何の前触れも無く噴火する可能性があります。
- 近年では平成8年から平成12年にかけて計8回の小噴火が発生しましたが、いずれの噴火も予兆を捉えることはできませんでした。
- 噴火が発生した場合、規制緩和区域内であっても被災する可能性があります。
※火山災害の危険性をご理解いただいた上で、登山(入山)をするか否かは、ご自身で判断してください。
◆登山(入山)される方は北海道駒ヶ岳の最新の情報をご自身でご確認ください。
- 気象庁ホームページ(北海道駒ヶ岳の活動状況)
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/113.html
- 気象庁ホームページ(北海道駒ヶ岳の火山観測データ)
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/open-data/open-data.php?id=113
- 森町公式ホームページ