登山・山菜採りでの遭難に注意しましょう
登山の事故防止について
夏山登山では、毎年30件前後の遭難が発生し、遭難者は60代以上の方が4割を占めています。
夏山シーズンの山岳遭難の原因は、「熱中症、疲労などの体調に関するもの」と、「転倒、滑落」によるものが、それぞれ30%と最も多く、「道迷い」21%と続き、上位3つで約8割を占めています。
このため、登山を行う場合は、次の点に注意してください。
1.自分の体力、技術に合った山に登る。
2.余裕のある日程の登山計画を立てる。
3.連絡・通報のための通信手段を万全に。
4.非常時のことを想定した雨具・防寒着を装備する。
5.登山計画書は、家族や職場などの他に警察署などにも提出する。
山菜採りでの遭難防止について
昨年度、道内では、山菜採りによる遭難が続発しており、4月以降5名が死亡するとともに、4名が行方不明となっております。
春の山菜採りでは、遭難した56人のうち、51人が60歳以上で、約7割の人は方向を見失って遭難しています。
また、遭難者の多くは携帯電話を持たずに入山しており、携帯電話の位置情報から居場所を絞り込むことができません。
遭難を防ぐためには、通信・通報のための手段(携帯電話、ホイッスル)を持参するとともに、次の点に注意してください。
◇ 家族に行き先と帰宅時間を知らせる。
◇ 単独行動は避け、複数で行動する。
◇ 軽装での入山は危険、防寒着を装備する。
【パンフレット作成:北海道山岳遭難防止対策協議会】
北海道渡島総合振興局公式ホームページ
「山菜採りでの遭難防止について」
(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/ktk/sangaku-r2.htm)
「登山の事故防止について」
(https://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/ktk/bsb/tozannnozikobousi.html)