令和6年森町議会6月会議行政報告
行政報告を行います。
令和6年3月会議以降、今日に至るまでの主な活動について、ご報告申し上げます。
はじめに、職員の災害派遣についてご報告いたします。
本年1月1日に発生した能登半島地震で被災した、石川県輪島市に職員1名を派遣しました。
業務に従事した期間については、4月6日から13日までの8日間で、翌4月14日に帰町いたしました。
派遣先では、輪島市内の専門学校の教室でテントを張って寝泊りしながら、道職員及び中標津町職員3名とともに罹災証明の申請と交付の業務にあたっておりました。
長く続いていた、水道の断水も一部を除き解消され、応急仮設住宅の入居も始まるなど復興の兆しも見えておりますが、今後も派遣要請があった際には積極的に協力をしてまいりたいと考えております。
さて、4月27日から5月12日までの16日間、もりまち桜まつりが開催されました。
今年は昨年より6日遅い4月26日に標本木のソメイヨシノが開花し、その後の陽気により一気に満開となりました。
12日の歌謡ショーでは沢山の方々にご来場いただき、ご満足いただけたものと思っております。
桜まつりが盛況理に終えることができましたことに、実行委員会をはじめ関係各位にあらためて感謝を申し上げる次第でございます。
また、友好町の静岡県森町より、太田町長をはじめ、吉筋議長、産業課の職員一行が来町され、まつり会場において新茶の試飲と販売をしていただきました。
その後、議員の皆様にもご参加をいただきながら、歓迎昼食会を盛大に開催できましたことは、たいへん喜ばしく、昨年56周年を迎えた両町の絆が、より一層強まったと考えているところであります。
今後も観光や文化、教育など、幅広い交流と連携を強化し、両町の発展に努めてまいります。
5月13日には、森町産の超大粒枝豆「たまふくら」の研究成果が論文誌に掲載されたことを受けて、福島大学農学群食農学類の平教授とたまふくら生産者である黒澤氏と共に役場で共同記者会見を行いました。
この取り組みは、イメージング質量分析法を駆使して、完熟前の枝豆の成分を比較分析、栄養成分を「見える化」することで、更なる付加価値を探るものです。
この研究で、たまふくらは一般の枝豆より機能性成分が多く含まれていることが分かり、たんぱく質も10%多く、ほぼ完全食と言えるとの評価をいただきました。
今後は他の農産物も、栄養成分および機能性成分を可視化して消費者に分かりやすく伝え、町産農産物の価値向上、差別化に向けて継続し取り組んでまいります。
最後となりますが、函館バス株式会社が運行する砂原線廃止の提案についてです。
現在、主に「砂原東3丁目」から「森町市街地」を結び運行している「砂原線」について、3月上旬に函館バス株式会社より、当該路線は本年9月30日をもって廃止したい旨の提案がございました。
町側としても、突然の提案であることから、函館バス株式会社へ提案に対する詳細な説明を求めるとともに、5月14日には、本社へ私と副町長、担当課にて、路線存続を基本とした要望書を提出してまいりました。
今後は、要望をもとに存続に対しての協議を進めてまいります。
以上、行政報告といたします。