登山・山菜採り中の遭難防止について

2024年5月22日

 

登山の事故防止について

 

夏山登山では、毎年30件前後の遭難が発生し、遭難者は60代以上の方が4割を占めています。

夏山シーズンの山岳遭難の原因は、「熱中症、疲労などの体調に関するもの」と「転倒、滑落」

によるものが、それぞれ30%と最も多く、「道迷い」21%と続き、上位3つで約8割を占め

ています。

このため、登山を行う場合は、次の点に注意してください。

 

1,自分の体力、技術に合った山に登る。

2,余裕のある日程の登山計画を立てる。

3,連絡・通報のための通信手段を万全に。

4,非常時のことを想定した雨具・防寒着を装備する。

5,登山計画書は、家族や職場などの他に警察署などにも提出する。

 

山菜採り遭難に注意

 道内では、山菜採りに出掛ける人が、山中で道に迷ったり、負傷する事案が後を絶たず、例年、

4月から6月にかけては、春の山菜採りとして、行者ニンニク、タケノコ採りに伴う遭難が多発

しています。

 過去5年間における、春の山菜採り遭難の発生状況は281件312人で、そのうち、78%

が行者ニンニク、タケノコ採り目的の入山となっております。

 年齢別では、65歳以上の方が、全体の81%を占め、原因別では、山菜を探すことに夢中に

なり、山奥に入って方向を見失う方が、全体の74%を占めています。

 また、過去には山菜採り中に、ヒグマによる死傷事案が発生していることから、今後も注意が

必要です。

 山菜採りで入山する方は、十分な準備と慎重な行動を心掛けるとともに、ご家族へ行先や帰宅

時間を伝える、遭難防止の準備が十分かどうか確認するなど、遭難を防止するための声掛けを行

いましょう。

山菜採り目的の入山者心得

 ・行き先、帰宅時間を家族に伝える。

 ・単独行動をしない

 ・慣れた場所でも油断しない

 ・目立つ服装、携帯電話、ホイッスルは必携

 ・慌てず、落ち着いて行動する

 

添付写真.pdf(498KB)

 

北海道警察 「春の山菜採りについて」

https://www.police.pref.hokkaido.lg.jp/info/chiiki/sansai/sansai.html

 

北海道渡島総合振興局公式ホームページ

「山菜採りでの遭難防止について」

http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/ktk/sangaku-r2.htm

「登山の事故防止について」

https://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/ktk/bsb/tozannnozikobousi.html

 

お問い合わせ

防災交通課
電話:01374-7-1282