取引デジタルプラットフォーム上で販売されている浄水カートリッジの模倣品に関する注意喚起
令和2年9月以降、取引デジタルプラットフォームにおいて、家庭用に設置された浄水器の交換用の浄水カートリッジ の模倣品(以下単に「浄水カートリッジの模倣品」といいます。)が販売されていた旨の情報が消費者庁に寄せられました。
消費者庁が調査を行ったところ、消費者の利益を不当に害するおそれのある行為(虚偽の広告・表示)を確認したため、消費者安全法(平成 21 年法律第 50 号)第 38 条第1項の規定に基づき、消費者被害の発生又は拡大の防止に資する情報を公表し、消費者の皆様に注意を呼びかけます。
本件の背景
令和2年9月以降、アマゾンジャパン合同会社が運営する「Amazon.co.jp」、ヤフー株式会社が運営する「Yahoo!ショッピング」及び楽天グループ株式会社が運営する「楽天市場」やフリーマーケットサイト等において、浄水カートリッジの模倣品が流通しています。
これに対し、浄水器メーカー等が会員となり構成される「一般社団法人浄水器協会」や、当該協会の会員であり、浄水カートリッジの製造販売を行っている株式会社 KVK、東レ株式会社、TOTO 株式会社、三菱ケミカル・クリンスイ株式会社、株式会社 LIXIL(以下、同社を「LIXIL」といいます。)等は、自社のウェブサイトにおいて、各社が製造販売する浄水カートリッジの模倣品の流通について注意喚起を行うなどし、対策に取り組んでいます。
一方で、近時流通している浄水カートリッジの模倣品の中には、外観が極めて精巧に製造されているものも多くなり、浄水効果に乏しい模倣品をそのまま使ってしまっていても、日本の水道水の水質がそのまま飲用可能なほど良質であることもあって、模倣品と気付かない場合が多いと考えられ、実際に、多くの浄水カートリッジの模倣品が流通しているのが現状です。
消費者庁から皆様へのアドバイス
●取引デジタルプラットフォームを利用した取引では、事業者選びに慎重になりましょう。
● 販売価格が安価なものは特に注意してください。
● パッケージの箱に誤記がある場合や配送方法に違和感を覚えた場合には、使用する前にすぐにメーカー等に確認し、使用後に違和感を覚えた場合は、すぐに使用を中止しましょう。
● 事業者とトラブルになった場合は消費生活センター等に相談しましょう。
詳細は消費者庁HPをご覧ください。
相談窓口のご案内
●消費者ホットライン(最寄りの消費生活センター等をご案内します。)
電話番号 188(局番なし)
●警察相談専用電話
電話番号 #9110(局番なし)