「磁石」や「吸水樹脂ボール」の誤飲に注意!

2022年4月8日

磁石や吸水樹脂ボールの誤飲事故について、消費者庁から注意喚起がありましたのでお知らせします。

 

 

●    磁石の誤飲事故
 磁石は磁石同士、磁石と磁石に付く金属でくっつく性質があります。この特性により、誤飲した場合には、消化管を挟んで引き合って固定され、自然に排泄されなくなることがあります。磁石の圧力がかかった部分の血流が止まり、そのまま時間が経過すると壊死して消化管に穴が開いたり、腸閉塞を引き起こしたりして、開腹手術が必要になるほど重篤な症状を引き起こすおそれがあります。

 

●    吸水樹脂ボールの誤飲事故 吸水樹脂ボールに使用されている高吸水性樹脂は、水と接触することにより自重の100~1,000倍の水を
 吸水することができ、一度吸水すると圧力をかけても離水しにくいという特徴を持っています。吸水樹脂ボールを含む水で膨らむ樹脂製品を誤飲した場合、幽門を通過した後、腸の中で大きく膨らんで、腸閉塞を起こす危険性があります。また、レントゲンやCT等の放射線画像に写りにくい性質があるため、誤飲したという情報がなければ、対応が遅れるおそれもあります。腸閉塞を起こすと腸が破裂して腹膜炎を起こすなど重症化する危険も伴うため、緊急開腹手術による処置が必要となる可能性があります。

 

●    誤飲事故を防ぐ注意ポイント
 誤飲した物そのものが尖っていたり、毒性がある場合はもちろんですが、「磁石」や「吸水樹脂ボール」のように、その特性や誤飲後の体の中での変化等により、子どもにとって非常に危険になるものがあります。子どもの身の回りにある物の危険性を確認することに加えて、子どもの発達や行動特性を知り、事故を防ぐための環境を作りましょう。

 ・3歳児の口の大きさは約4cm。これより小さい物は口に入ります
 ・小さな子どもはつかんだものは、なんでも口に入れます
 ・子どもは手に持ったものを、落としたり、叩いたり、投げたりします

 

 


詳細はこちら 【 消費者庁HP(「磁石」や「吸水樹脂ボール」の誤飲に注意!) 】
 

お問い合わせ

住民生活課
電話:01374-7-1084