森高校にて学生と家具制作を行いました
こんにちは。地域おこし協力隊の木村です。
去年の12月から森高校・リビングデザインの授業に私も参加させて頂いており、
自分で使う家具を合板1枚からデザインし作り上げるというテーマで授業を行ってきました。
◎授業1回目 オリエンテーション
森町地域サポート部会の原田委員指導の下、どんな家具が欲しいのかアイデアを出しスケッチしてもらいました。
今回は厚みが12mmの針葉樹合板を使用します。限られた材料の中から作れるサイズ・形を大まかに決めていきます。
◎授業2回目 形を具体的にし、模型を作る
スケッチしたデザインからスチレンボードを使って模型作りをしていきます。
実際の木材には厚みがあるため上下左右の組み合わせも考えていきます。
また、人型の紙を切り出してサイズ感を把握できるようにしました。
◎授業3回目 機械加工・サンプル制作
これまでの授業で考えてもらったデザインをデータにし、機械で加工していきます。
株式会社ハルキのショップボットという機械を使い、加工の工程を見学しました。
ショップボットはとても大きい機械で3×6判(910mm×1820mm)の板を置いてもかなり余裕があります。
木材が動かないよう固定し、機械を動かしていきます。
加工が終わった木材にはプラモデルのパーツのような"タブ"と呼ばれる切り残しがあるため、電動工具を使い切り離しをしていきます。
この日はサンプルを全員で協力して制作し、次回の授業までに学生のデザインのデータ作成及び加工を行いました。
◎授業4回目 仕上げ作業
切り出した部材はバリが残っていたり表面が粗いため全体を紙やすりで研磨します。
その後、手順を考えながら慎重に組立をしていきます。
完成が見えてくると学生もワクワクしてくるのが伝わり、こちらも楽しい気持ちになります。
◎授業5回目 塗装・完成
最後に保護のためオイル塗装をします。
無塗装に比べ木目が強調され、見た目がとても良くなります!
無事に形にする事ができ、学生たちはもちろん私も非常に達成感がありました。
学生の皆さんには家具を実際に使ってもらい、それぞれが使いやすさ、見た目などデザインに関する何かに気付いてもらえればと思っています。
これからも地域材の活用を考え、様々な視点からアプローチしていきます!