北海道立北の森づくり専門学院 地域実践実習 活動報告

2021年12月23日

初めまして。11月から地域おこし協力隊として活動している木村です。

 

11月17日(水)~19日(金)の期間、北の森づくり専門学院の学生8名に林業や木材産業の特色を理解してもらい課題を見つけ解決方法を検討する地域実践実習を行いました。

この実習は同じ道南地域の知内町と共に行い、森町では定期的に行っている無印良品の移動販売に焦点を当て、今回は道南スギを使用した什器(※)を学生に考案してもらい、制作までを2日にわたり取り組んでもらいました。

※店舗やオフィスで使用する道具や備品。

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​オリエンテーションの様子

 

◎実習1日目(11月17日) 移動販売の見学と事前学習の発表

まずは実際に移動販売の現場を視察した後、事前学習で考えてもらっていた商品を入れる箱について各自発表してもらいました。使いやすさを重視したものやデザイン性を重視したものなど様々な案がありそれらの中から今回はシンプルで使いやすい物をピックアップしました。

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濁川活性化センターにて現地視察

 

◇道南スギを知る

制作にあたり、まずは道南スギについての知識を深めてもらうため木の特徴を説明。今回はスギの建材を使用しており、それぞれの部材が家のどういった所に使われているのかなどを話し、建築以外の場面での需要を増やしていきたいという町の考えを学生たちにも共有していきます。

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サンプルを見せながら作業工程を説明中

 

◇箱の制作

初日は商品を入れる箱の制作。

持ち手の部分をのこぎりで加工した後は紙やすりで研磨していき、使う人たちの事を考え角の面取りもしっかり行います。

研磨が終わった後は木ねじで箱を組み立てていきます。

そのままねじを打ち込むと割れてしまう可能性があるため予め下穴をあけて慎重に作業していきます。

 

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細部まで丁寧に仕上げていきます

 

◎実習2日目(11月18日) 傾斜台と棚の制作

2日目は初日に作った箱を乗せる傾斜台と、従来使われていた無印良品のコンテナとケースを乗せる折り畳み式の棚も制作してもらいます。

 

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2日目も見本を使い説明

 

2グループに分かれて1台ずつ作業を分担し、協力して作業を進めていきます。

組み立ては木目が綺麗な方を表にする事などを意識しひとつひとつ丁寧に作業していきます。

 

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木ねじを使い協力して組立作業中

 

最後にオイル塗装し完成。

赤い部分は特に色が濃くなり印象がグッと変わります。

 

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隙間もしっかり塗装します

 

◎実習3日目(11月18日) 実習内容の成果発表会と今後の課題

最終日にそれぞれの町での実習内容をまとめた成果発表会を行いました。

現状、道外に出荷されている道南スギの大半は道産である事がほとんど認識されていない事に対する新たな付加価値の追求や、そもそも全国的に見た場合”道南”という言葉がピンと来ないのでは?などの意見がありました。

私自身、これらの改善点を認識し、これから道南材の新たな可能性を見つけていく為の第一歩としてとても良い実習となりました。

 

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完成品と一緒に集合写真

 

◎実践活用と今後の展開(12月1日:濁川活性化センター)

実際に移動販売で使用して頂きました。今回は悪天候だったため室内で販売しております。

使用感などをヒアリングし、什器も更に使いやすくしていきたいと考えております。

 

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並べると統一感があり良い雰囲気です!

 

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見やすさを意識した傾斜什器

 

今後もより良い町づくりのため精力的に活動していきます!

機会があればぜひ移動販売にも足をお運びください。

 

お問い合わせ

農林課
林務係
電話:01374-7-1086