地域おこし協力隊第２号の山本（やまけん）が濁川地区で「トマト」、「ゆめぴりか（お米）」を栽培している中坂農園の中坂宏道さんにお話を聞いてきました。 

 

 

ー農家を始めたきっかけを教えてください。

 

中学卒業後は、札幌の自動車の整備士として勤めていました。

実家の農家は兄が継ぐはずだったんだですが、１７歳の時に兄が農家をやめたので継ぐ事にしました。

 

 

 

 

 

ー「トマト」「ゆめぴりか」について

 

トマトもお米もそうだけど、常に優良品種を選んで育てています。トマトは水々しく、甘みが強く、形崩れしにくいもの。お米は自分でいろいろな種類を食べて、一番美味しかったもの。とにかく色んなものを育てて一番美味しかったものを選んでいます。おいしいものは間違いないからね。 

 

ー栽培するにあたり大変なことを教えてください。

 

とにかく作物は子育てと同じ、愛情と気を遣わないとダメ。投げやりなんか絶対ダメ。ちょっとでも気を抜いたらダメ。自分で見て、観察して、余計な草が生えていないか、藻がないか、倒れていないかなど、その作物に対する害をいかに見つけ出せるかが大事。そしてそれに対する適切な処置（気配り）をしなくちゃいけないんです。

 

可愛がりすぎず、厳しすぎず、程よい観察力で気を配る、そうすると失敗も少なくて済みます。

 

 

ーこだわりの点を教えてください。

 

作物の実入りが良くなるように、肥料をブレンドしていることです。倒れないように対策したり、茎を太くする方法を考えながら、肥料の設計をしています。面倒くさいけど、昔から使っている計算を使って２回肥料を撒いています。１回の省力でやる人もいるけれど、控えすぎて倒したら意味ないし、８俵を取れるかギリギリ狙う人がいる。私は８俵なんかで満足はしない、だけど１０俵とろうとも思っていないです。９俵を狙って作っています。豊作の時は黙っても１０俵は超えるからね（笑）

 

初めから１０俵を狙ったら、作物が倒れたり、おいしくないものができたり、他の問題が出てきてしまうんですよ。ちょっと控えて９俵を狙う。だからと言って８俵ではダメ、それがこだわりですかね。

 

※１俵…６０kg（お米だと１袋３０kgで流通するため２袋分）

 

 

ー最後に。

 

私は毎年農家１年生。ベテランではない、２年生になれたことがないです。

 

常に謙虚でいて、２回と同じことはない。本当にうまくいったと思える年はなくて、常に課題を残して、来年こうしよう、と考えます。満足してないからまだ２年生にはなれません。常に挑戦していかないと。

 

 

取材後に、中坂さんのトマトとゆめぴりかをいただきました。

実はゆめぴりか食べるの初めてなんです。いただいたその日にすぐ家で炊きました。

炊くとびっくり、１粒１粒がふっくらとツヤがあり、食べると嚙むたびに甘さがあふれ出ます。

今まではお米をあまり気にしていなかったですが、品種によってここまで違うのかと正直驚いています。
トマトもドレッシングを用意したのですが、結局何もつけないで食べちゃうほどの甘さとみずみずしさ。

ぜひ、皆さんも一度ご賞味ください！

 

 

■今回ご紹介した商品につきましては、「セブンイレブン」、「道の駅　YOU・遊・もり」、「さとふる（ふるさと納税）」で購入できます。

 

■購入先

　・セブンイレブン渡島森本町店　（北海道茅部郡森町字本町104-1）

　・セブンイレブン八雲落部店　　（北海道二海郡八雲町落部545-2）

　・道の駅　YOU・遊・もり　　　（北海道茅部郡森町字上台町326-18）

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