もりまち特産品紹介「キッチン」「子供用玩具」
地域おこし協力隊第2号の山本(やまけん)が、森町の地域材である道南杉を使用した「キッチン」、「子供用玩具」を制作している「株式会社ハルキ」代表取締役の春木真一さんにお話を聞いてきました。
「株式会社ハルキ」は道南杉・トドマツを中心に、製材・建材のプレカットなどを中心に行っている会社です。
※プレカットとは木造住宅の柱や梁などの継手の加工をあらかじめ機械で行うこと。
―製材や建材を扱うイメージですが、家具や玩具の分野に進出しようと思ったきっかけを教えてください。
建物の構造部分だけでなく、できるだけ家の中に地域材を使ってほしいと思ったことからです。
「近隣で取れる材料で家が建てられるし、家具も作れる。近隣の材料でいろんなことが出来て、いろんな生活に役立っていて必要不可欠な存在である。」
そんな風に感じてもらえたらと思います。
地材地消。
地元の材料を、地元で使う。
―「キッチン」、「子供用玩具」の制作でこだわっている点を教えてください。
地域材を使うのはもちろん、強度的、構造的に足りないところを一部スチールで補うことで、見た目としてもスマートにかっこいいデザインにしているところですね。また、デザイン自体も業界トップのデザイナーを起用している点もこだわっています。
加えて、3年前に集成材工場を取得したのも大きいです。それまで自社でできなかったことができるようになり、1本の木から建築用、家具用など適材適所に分けている点も魅力であり、こだわっています。
コイヤとは。
―コイヤの活動に参加されてると聞きましたが、コイヤについて教えてください。
コイヤとは工業製品のものづくりを地域へ戻すために立ち上げられた、地域の素材、地域の工務店、大工による全国共通デザインネットワークです。一言でいうと、生産者と消費者が繋がる関係を築くことです。コイヤでは消費者ではなく、共創者と呼んでいます。
「共に家具を作り、共に使っていきたい。」
そんな想いが込められています。そして先ほどの話にもつながるのですが、地域材を通して「木や家具に愛着をもつ・大切にする」という心を育んでいき、それを感じてほしいと思っています。
―最後に春木さんにとって木とは。
小さい頃からずっと身近にあって、一緒に育ってきました。だから好きとかじゃありません。ずっと当たり前なんです。当たり前のようにある存在ですかね。
―ありがとうございました。ステンレスや人工大理石が多い中で、木製キッチンはとても珍しいと感じました。道南杉の赤みの色合いと、スチールの黒さのコントラストがとてもかっこよく、天板に触れると自然とあたたかい気持ちになり、とても素敵でした。
■今回ご紹介した商品につきましては、「株式会社ハルキ」、「コイヤ」で購入できます。
■購入先
・株式会社ハルキ (北海道茅部郡森町字姫川11-13)
・コイヤ (宮崎県宮崎市橘通東3丁目1-11 アゲインビル2F)
■お問い合わせ
・株式会社ハルキ http://mori-haruki.co.jp/
TEL 01374-2-5057 FAX 01374-2-2397
・コイヤ協議会 http://www.koiya.org/
TEL 0985-60-3911 MAIL koiya.conference@gmail.com