憲章や宣言

2014年9月9日

町民憲章

町民憲章は、町民憲章等制定審議会が町長からの諮問を受け、「町民憲章部会」(審議委員7名)により、憲章の具体的な構成や文案などについて意見を交わしながら作業を進め、次のとおり決定しました。

前文

わたしたちは、秀峰駒ケ岳のふもと、恵み多い内浦の海に抱かれた、緑あふれる森町の町民です。 わたしたちは、先人のこころざしをうけ継ぎ、未来に生きる、はつらつとした爽(さわ)やかなまちをめざして、ここに町民憲章を定めます。

本文

内容森町町民憲章
産業・活力 明るく活力のある のびやかなまちをつくります
健康・福祉 健康で希望に満ちた あたたかなまちをつくります
学習・文化 学びあう こころゆたかなまちをつくります
自然・環境 郷土を愛する うるおいのあるまちをつくります
参画・協働 平和でたのしい かたらいのあるまちをつくります

町民憲章制定にいたる要旨

基本的な考え方

町民憲章等制定審議会は、町民憲章制定について町長からの諮問を受け、検討する部会を設置しました。部会にのおいての協議で、各委員の町民憲章に対する考え方は共通したものであり、次の事項を基本とし、森町にふさわしい町民憲章を検討することとしました。

  • 旧両町の町民憲章に大きな違いはなく、この良さを生かす。
  • 森町の特性(自然・歴史・文化等)をしっかりと打ち出し、町民がめざすところや心構えを明確にする。
  • 町民に親しみやすい、わかりやすく美しい表現にする。
  • 前文と本文からなる構成とし、前文は2文構成で、本文は条文書きとし、「新町まちづくり(建設)計画」の基本施策を踏まえた構成とする。

これにより、部会としての次の素案を審議会に報告し、審議会はこれを了承して、町長に答申することとしました。

わたしたちは、秀峰駒ケ岳のふもと、恵み多い内浦の海に抱かれた、緑あふれる森町の町民です。 わたしたちは、先人のこころざしをうけ継ぎ、未来に生きる、はつらつとした爽(さわ)やかなまちをめざして、ここに町民憲章を定めます。
雄大な駒ケ岳と資源豊かな内浦湾に面し、みのり多い大地と森林を有する、美しい自然環境にある町を表現している。 また、先人を敬い、歴史と文化を守りながら地域の活力を呼び起こし、教育・福祉の充実により生涯輝きがあるまちにすることを表現している。
明るく活力のある のびやかなまちをつくります
仕事は、人々が生きていくためにしなければならないという社会の仕組みである。それぞれが互いの役割として仕事に励み、町を支え、働くことに喜びを感じることが大切である。 また、伸びゆく産業が地域を活性することで、明るく躍動感にあふれた、にぎわいのあるまちを創りだしていくことを表現している。
健康で希望に満ちた あたたかなまちをつくります
心身ともに健康で明るく楽しい生活は、住民すべての願いである。体を動かす楽しさ や喜びを味わうことで、あたたかく優しい心を持つことができる。たれもが日々安心とやすらぎを感じることで、生きがいの持てるあたたかい笑顔に満ちた豊か な暮らしが展望できることを表現している。
学びあう こころゆたかなまちをつくります
未来を担う子供たちが、ふるさとに愛着を感じ、心の豊かな人間に育っていくために は、学校や家庭での教育のみならず、あたたかい心で見守っていく地域社会の役割が重要である。また、生涯学習と世代を超えた交流を通じて、郷土の歴史や文 化を伝承しつつ、将来に夢と希望を持ち、未来を見据えた文化を創造していくことを表現している。
郷土を愛する うるおいのあるまちをつくります
恵まれた自然環境の中で、四季を感じながら日々暮らしを送ることは、生活にうるおいを持たせる。自然と調和した生活空間を創造するとともに、心の癒しの場として、恵まれた自然を守り育て次世代に継承していくことが、今を生きる自分たちの使命であることを表現している。
平和でたのしい かたらいのあるまちをつくります
まちづくりの様々な分野に住民として積極的に参画する。一緒に汗を流すことで、一人一人がお互いを認め合い、語り合う中から信頼が生まれ、思いやりや助け合いの精神が根付いていくといえる。 また、命の尊さ・大切さを知ることは、豊かな心のふれあいを大切にし、すべての人が個別として尊重され、幸せに生きる権利が守られ、生きる喜びに満ちたまちを創りあげていくことを表現している。

町の宣言

制定年月日:平成17年9月29日

森町の各種宣言については、合併前の旧森町、旧砂原町において宣言してきた経緯を踏まえ、両町の宣言文をできる限り尊重し、整理・統合を図り、現状に即した内容としました。

交通安全の町宣言

わたしたちの町から悲惨な交通事故と交通違反をなくし、すべての住民が安全で安心な生活をおくるために、森町はここに「交通安全の町」を宣言します。

  • 1.スピードダウンやシートベルト着用等の交通ルールを順守します。
  • 1.交通秩序を乱す暴走運転を絶対に許しません。
  • 1.交通安全意識の高揚を図るため積極的に運動を展開します。
非核平和の町宣言
世界の恒久平和と安全は人類共通の願いであり、わたしたちに課せられた最優先課題であります。
核兵器が世界の平和と人類の生存に脅威を与えつつある今日、わたしたちは非核平和の実現をめざし、核兵器の廃絶を強く訴えるものであります。
秀峰駒ヶ岳を仰ぎ、豊かな内浦の海と自然に恵まれ生成発展の歴史に輝く緑のまちを子々孫々に継承することは、町民としての願いであります。
わたしたち森町民は、国是とされる非核三原則と世界平和の達成を願い、明るく住みよい町民生活を守る決意を表明し、ここに「非核平和の町」を宣言します。
暴力追放・防犯の町宣言
わたしたちの日常が平穏かつ安全であることは、町民共通の願いであります。
しかしながら、多様化する社会情勢の変化に伴い、住民生活を侵害する各種犯罪は跡を絶たない状況にあります。
わたしたち町民一人ひとりが現実を十分認識し、防犯思想の普及・高揚を図るとともに、善良な町民生活に脅威を与える暴力は絶対に容認できないものであり、一切の暴力行為を排除していかなければなりません。
森町は町民の総意を結集し、あらゆる関係機関・団体と連携を図り、一人ひとりの協力と実践により犯罪・暴力のない平和で明るく住みよい町の実現を決意し、ここに「暴力追放・防犯の町」を宣言します。
無火災の町宣言
わたしたちの町は、大火という悲惨な経験をしました。
火災は、人の尊い命や財産を奪い、精神的にも打撃をあたえ、町の発展にも大きな妨げとなるものであります。
わたしたち森町民は、この町が永遠に火災のない平和なまちとして繁栄するよう誓い合い、ここに「無火災の町」を宣言します。
北海道森町気候非常事態宣言

私たちのまち森町は、秀峰駒ヶ岳のふもと、恵みの多い内浦の海に抱かれ、豊かな自然に恵まれた緑あふれるまちです。私たちの役目はそれを受け継ぎ、次世代へと繋ぐことであります。

昨今、世界各地そして我が国においても、これまで経験したことのない酷暑、短時間集中豪雨、時期はずれの台風など、各地で気候変動に起因すると考えられる異常気象が多発し、多くの災害が発生しております。

そして、世界の温室効果ガス排出量は、今もなお増加を続けております。

地球温暖化に起因する気候変動は本町にとっても極めて深刻な脅威であり、今こそ、危機感を共通認識するとともに、地域社会における資源循環を高め、町民一体となって行動を起こさなければなりません。

森町は、ここに「気候非常事態」を宣言することにより、美しく豊かな海と緑に抱かれ、安心して暮らせる環境がともにある「理想郷 もりまち」を目指し、持続可能な町を次世代へと繋ぐため、次のことに今後も取り組んでまいります。

 

  1. 「森町地球温暖化対策実行計画」のもと、森町の未来を支える子孫に対して、クリーンな住環境を提供できるよう努めます。
  2. 森林の適正な管理による温室効果ガスの排出抑制に取り組み、循環型森林経営を継続し、森・川・海へのつながりを大切に良質な自然環境を守ります。
  3. 二酸化炭素排出量削減のため、ごみの減量化をさらに進め、ごみの適切な処理Reduce(リデュース・ごみを減らす)、Reuse(リユース・繰り返し使う)、Recycle(リサイクル・再資源化する)の3R運動を推進します。
  4. 地域資源を活用した再生可能な地域新エネルギーを利用促進し、気候変動から地域の産業を守り育てます。

森町教育目標

平成17年12月7日制定 森町教育委員会

前文

豊かな自然に恵まれ、歴史と伝統に培(つちか)われた私たちのふるさと、森町。この町の歴史や文化、そして緑の山々や青い海、広大な沃野(よくや)は私たちの祖先が長い時間をかけてつくりあげ、守り育ててきた 大切な宝物です。
私たちは先人のつくり上げたすばらしい遺産をしっかりと受けつぎ、豊かな人間性、自ら学び続ける姿勢、個性を尊重する態度を育み、国際的な視野を持った夢と希望のある人づくり、町づくりをめざします。

森町教育目標

  1. 生命(いのち)を尊重し、健康でたくましい心身をつくる人
  2. 働くこと・学ぶことに喜びを感じ、豊かな町づくりをめざす人
  3. 心と心との結びつきをたいせつにし、相手を思いやる人
  4. ふるさとの歴史と文化を受けつぎ、愛し、育てる人
  5. みどり豊かなふるさとを守り、住みよい環境をつくる人

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総務課
電話:7-1281