北海道火山勉強会in駒ヶ岳

6月17〜18日にかけて、森町の少年自然の家(ネイパル森)を会場に「北海道火山勉強会」が開催されました。勉強会では火山学者や学生、気象台などの 防災機関や火山を抱える自治体などの有志が年1〜2回、各機関の研究内容や活動状況の紹介などを行っています。
第1日目は、住民向けの一般講演会と有志による勉強会がありました。講演会では「中長期的に見た北海道駒ヶ岳の噴火活動予測について」と題して、北海道 大学の中川光弘教授から、中間のマグマだまりに新しいマグマの供給がなければ大噴火になる可能性は低いとの指摘があり注目されました。また「北海道駒ヶ岳 の火山活動の状況について」と題した札幌管区気象台の及川太美夫火山調査官の講演では、駒ヶ岳は僅かな山体膨張はあるものの比較的静穏との発表が ありました。勉強会では12題の発表があり、当協議会からは、「駒ヶ岳昭和4年噴火フォト集の紹介」中西清氏。「駒ヶ岳降灰調査訓練の紹介」谷口正実氏。の2題を発表しました。
1日目の締めくくりは懇親会で、森町駒ヶ峯温泉のちゃっぷ林館のホールを使用し、昭和4年の噴火映像をおかずに、こも樽から注がれた酒を酌み交わし、火山談義に花が咲きました。
2日目は、現地検討会が駒ヶ岳周辺の地形や観測施設などを、バス2台に分乗し、北海道大学中川教授と東京大学吉本助手他の説明で巡検を行いました。留の沢周辺の露頭、 出来澗岬の岩屑なだれ跡では説明を受けたことにより、今までとは少し違った見方ができるようになりました。その他、土木現業所の砂防ダム、札幌管区気象台の監視カメラ、国土地理院の GPS電子基準点、北海道開発局の降灰センサーなどそれぞれの観測機器を知ることができ、大変有意義でした。

駒ヶ岳昭和4年噴火フォト集の紹介(中西清氏) 降灰調査訓練の紹介(谷口正実氏)
駒ヶ岳昭和4年噴火フォト集の紹介
(中西清氏)
降灰調査訓練の紹介
(谷口正実氏)
懇親会(こも樽鏡割) 懇親会(昭和4年大噴火の映像上映)
懇親会
(こも樽鏡割)
懇親会
(昭和4年大噴火の映像上映)
現地検討会(出来澗岬の岩屑なだれ跡) 現地検討会(札幌管区気象台監視カメラ)
現地検討会
(出来澗岬の岩屑なだれ跡)
現地検討会
(札幌管区気象台監視カメラ)