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防災のてびき

災害弱者に安心と安全を
高齢者・障害者・傷病者・妊産婦・乳幼児・児童など災害時に正確な行動をとりにくい方を「災害弱者」と言います。このような方々を災害から守るために、みなさんで協力できるようにしましょう。

@高齢者・寝たっきりの方のために



日頃の備え

●室内はできるだけ広くし、家具、棚の上に重い物、角のある物をおかない。


災害時には

●あわてて外へ飛び出さない。
●本震がおさまっても余震に備えて、家の中の安全な場所に移動する。
介助者へ
・緊急の時は、おぶって安全な場所まで避難する。
・複数の介助者で対応する。
・不安を取り除くように声をかける。




A耳が不自由な方のために


日頃の備え

●日常から筆記用具を携帯しておく。


災害時には

●メモなどで、正確な情報を周囲の人に聞く。
避難勧告放送などが耳に入ってこないため、状況の把握が遅れがちになる場合がある。
介助者へ
・話をするときは、口の開け方をハッキリとし、相手にわかりやすいようにする。
・手話、筆談、身振りなどの方法で正確な情報を伝える。




B目の不自由な方のために


日頃の備え

●白杖は必ず手の届く所に置いておく。
●家具等の配置の変更は本人に必ず伝える。


災害時には

●災害発生時には笛などを吹き、居場所を知らせる。
●まわりの人に安全な場所までの誘導を依頼する。
よく知っている場所以外では、自力で災害に応じた行動が困難な場合がある。
介助者へ
・災害時には、声をかけ情報を伝える。
・誘導する場合は、杖を持った方の手には触れず、ひじのあたりを軽く持ってもらい半歩前をゆっくり歩く。
・方向や目の前の位置などは、時計の文字盤の位置を想定して伝える。




C肢体の不自由な方のために


日頃の備え

●室内の安全スペースの確保と家具等の転倒防止策を充分にする。


災害時には

●無理な行動をとることを避けながらも、頭部を座布団や手で守る。
●車イスは安全な場所に止め、介助者の協力を求める。
からだを動かすことにハンデがあるため、災害に対する的確な行動が制限される場合がある。
介助者へ
・階段では、2人以上が必要。上がりは前向き、下りは後ろ向きにして移動する。
・介助者が1人の場合、おぶりひもなどを用意しおぶって避難する。




D知的障害のある方のために


日頃の備え

●災害時の行動を日頃から繰り返し話して聞かせ、ブロック塀や自動販売機など、外での危険な場所も教えておく。


災害時には

●家族の人と行動する。できない場合は、近所の人に助けを求める。
介助者へ
・あわてないように優しい声で指示を出すか、手を取って安全な行動を促す。




E内部障害のある方のために


日頃の備え

●通院が不可能になった場合に備え、主治医のアドバイスを受けておく。
●常用薬や特殊な治療の蓄えについてかかりつけの医療機関に相談する。


災害時には

●かかりつけの医療機関の状況を確認する。
●帰宅できない状態でさしせまった治療の必要がある場合は、最寄の医療機関か防災関係機関に相談する。
介助者へ
・かかりつけの医療機関をはじめ、病院や救護所などの情報収集の手助けをする。




F外国人・旅行者のために


日頃の備え

●必要最低限の単語は覚えておく。
●旅先では非常口の確認を。


災害時には

●身振り手振りで話しかける。
●避難経路などが分からない場合、地元の人に聞く。
一般の方へ
・とっさのときは、身振り手振りで話しかけ、孤立させないようにする。