町長あいさつ
町民の皆さん、こんにちは
5月は森町最大のイベントの桜まつりが開催されましたが、寒さのせいで開花が遅れてまつりが終わる頃に満開となり、少し残念な結果になりました。しかし、来場者は昨年より微増ということが新聞で報道されておりました。森町の桜博士とも呼ばれていた故田中淳先生監修の「森町の桜」記念切手が発売されましたが、この桜まつり期間中に千枚完売との報告を受けており、森町の桜も徐々に知名度をあげてきております。これも観光ボランティアの会の皆さんや町民の皆さんの声がけが功を奏しているものと思います。
また、5月2日には「第1回楽市楽座もりまち食KING市」が開催されました。これには森町の各団体・個人が協力して朝6時から段取りをし、8時から開かれました。結果は新聞でも大きく報道されましたが、売り切れ続出で大成功でした。12月まで8回開催される予定ですが、今年度は実績をつけるための足場がための年にする予定です。町民の皆さんが心を込めて作られた手作り野菜や、苦労して採ってきた山菜なども出品できますのでドンドン参加してください。
この「食KING市」もしっかりと定着するには5年はかかるものと思っております。何事も石の上にも3年と言われますが、このような市が世間に必要とされるようになるには5年という歳月がかかるものです。町民の皆さんと協力して、素晴らしい活気のある市に育て上げようではありませんか。
4月末に平成22年第1回森町議会定例会4月会議が開催されました。今年からは通年議会ということで常時開催されるようになりました。今までは臨時議会と言って特別召集していたものが、いつでも議会を開くことができるようになった第1回の議会でした。
この度の議会では国民健康保険税の改定が主な案件でした。国保事業は一般会計とは別に収支を完結するため特別会計になっておりますが、この4年間で一般会計から5億円もの補填をなされてきました。他の町村では一般会計に負担をかけられないということで、自己完結するためにある程度税率を上げておりますが、森町は管内でも最低の税率で算定している自治体の方の仲間であり、医療分の所得割が6.5%でした。国保を利用している町民には負担になりますが、一日も早く改定しなければなりませんでした。
実は2月にこの国保事業の赤字が2億円を超えるだろうという予測が急浮上し、役場では財政担当課と保健福祉課、そして町長部局で大騒ぎになりました。本来、国保事業では7千万円の赤字補填のための当初予算を組んでおりましたが、それよりも1億円以上の赤字が出るとは思ってもおりませんでした。
しかし、財源はまったくありませんでした。21年度は繰上充用という赤字決算しか方法がないとのことで結論が出たのですが、次年度からは税率のアップは避けられないとのことで「国民健康保険運営協議会」を2度開催し、この協議会では4対3という僅差で9.5%への税率アップを承認してもらいました。当然、6.5%から9.5%になるため段階的にという要望もありましたが、町の逼迫した財政を説明して承認していただいた次第でした。
その後、議会の民生文教委員会でも説明して議会に諮ったのですが、どうも議会ではこの案件は否決、もしくは特別委員会で協議するということで先延ばしにするとの情報がありましたので、議員各位に私からこの国保税の税率アップは町財政を考えたらどうしてもやらなければならない案件のため、了解を求めるように懇切丁寧な書状まで出してお願いしたのですが、特別委員会に諮ると言うことで流され、今年度の税率アップはなくなったのです。
この結果、国保事業は21年度で約1億円、22年度で約7千万円(21年度並の決算の場合)ほどの繰上充用(赤字)が決定したのです。この赤字は当然、国保加入者が払わなければならないのですから、赤字額を少なくすることなく支払いを先伸ばしにしたということです。 元町職員の議員は担当課長に「あなたも役場を辞めたら国保に入らなければならないんだ」と、自分の負担を避けようとするかの発言をする始末でした。これは町の財政より自分の御身大切ということを議会で公言しているようなものでした。後で調べたら22人の議員のうち、15人が国保加入者でした。しかし、その内の5人は税率アップに賛成してくれました。こうした議員もおるなか、町の財政よりも御身大切としか思われないような議員も多数いることに唖然としました。
私はこの3月まで、議会に対してはそれなりに敬意をもって(1人の議員を除いて)対応してきましたが、これからは議会のありよう、議員の議会での働き振りを町民の皆さんにお伝えしなければならないと決意を新たにしているところです。森町は先月号でこれほどいい町だとお伝えしましたが、政治がいい加減ですと、北海道でも指折りの財政が厳しい町と言われてしまうのです。
町民の皆さんの議会への傍聴を是非お勧めするものです。
季節の変わり目は体調を崩しやすいものですが、ご自愛召されますように。