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町長あいさつ

町民の皆さん、こんにちは

 桜前線が北上して森町にももうすぐ着くと思います。今年は例年になく寒いので、開花は少し遅れるのかもしれません。この広報が届く頃にはまだ咲いていないと思いますが、いずれにしてももうすぐです。
 今月は久方ぶりに森自慢をしてみたいと思います。
 先ずは、森町観光ボランティアガイドの会・手代木会長手作りの森町の桜PRポスターに「宇宙でただ一つだけ」と紹介してありましたが、世界中で森町に1本しかない桜が4種類(森町固有種は5種類)もあるのです。そして、森町の桜はもうすぐ百歳になるそうですが、このような高齢の桜が千本近く密生しているのも珍しいとのことです。
 また、道南で桜が千本以上もあり、木の下が絨毯のように芝生で覆われているのも珍しいとのことです。
 このような財産を残してくれた我々の先輩達に、心から感謝しなければなりませんね。最初に土地を寄附してくれた方、桜を植えてくれた方、そしてその桜を何年もかけて育て、手入れを怠らずにしてくれた方々に心から感謝するものです。
 森町には桜だけではなく、たくさん自慢できるものがあります。
 以前にも広報でお伝えしましたが、函館から室蘭までで森町が一番、産業が発展しているのです。それも断トツです。森町より人口が約1万人多い七飯町、約千人多い八雲町、2倍以上の伊達市よりも、一次産業(農業、漁業・養殖の生産額)、二次産業(製造業の生産額)、三次産業(商業の年間販売額)が図抜けて高いのです。
 それだけではなく、豊かさを表す「美容室指数」(人口1万人に対する美容室の軒数)も断トツに多いのです。森町は26軒ですが、七飯町・15軒、北斗市・16軒、八雲町・19軒、長万部町・19軒、伊達市・18軒です。詳しい資料は企画振興課に申し出ればお渡しします。その要因は他の町に比べて働く場所が多いということです。
 町民の皆さんは、森町は他の町に比べて閉塞間が強く不景気だと感じているのでしょうけれども、これほど働く環境に恵まれた町はこの近辺にはないのです。これは大いに自慢できます。
 次に、先日のNHKのテレビ番組で森高校の就職率が95・1%となり、全道平均73%より20ポイント以上も良いとのことで放送しておりましたが、実際には100%になったそうです。これは、生徒の努力と先生の指導の賜です。
 ただ残念なのは、卒業生の多くが森町で働かずに、函館や札幌、関東へ行ってしまうことです。働く場所があるのですが、若い人がやりたくなる仕事が少ないのでしょう。でも、一度都会の水を飲んでみるのもいいことだと思います。しかし、就職率100%は大いに自慢できます。
 もう一つ自慢できるのは、「食の宝庫」だということです。食料自給率276%もさることながら、海の幸、山の幸、牛、豚の畜産も盛んで、これほどバランスがとれての食料自給率276%は日本中だけではなく、世界でも例がないのではないかと思うほどです。そして、ただ採れるだけではなく最高の味だということは、町民の皆さんが知っている通りです。
 このように素晴らしい町です。我々はこの素晴らしい町を、将来の我が町の主人公である子どもや孫に残さなければなりません。
 3月の広報に書いた坂村真民先生の詩「あとからくる者のために」にあるように、
 あとからくる者のために
 苦労をするのだ 我慢をするのだ
 田を耕し種を用意しておくのだ
 という心構えが必要だと思います。
 3月の広報を読まれた年配のご婦人が、「町長、私達の若い頃の年寄りに比べたら私達は天国だ。少しぐらい我慢してもよいよ」と言ってくれました。とても救われた気分になりました。
 桜祭りも始まりましたが、好天に恵まれますように。
 
平成22年5月
森町長 佐 藤 克 男

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