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町長あいさつ

町民の皆さん、こんにちは

 先月は卒業式があり、保育所・幼稚園・小学校・中学校・高校まで出席をさせていただきました。5歳、6歳でも卒業式が別れの儀式であるということが分かるのでしょう。何人も泣いておりました。
 また、中学生でも泣いておりましたが、これは心が純粋だからだと思います。特別にどこの学校と紹介するのは差し控えようと思っていたのですが、森中学校の卒業式があまりにも素晴らしく感動的だったので、紹介させていただきます。
 13歳から15歳の年代は社会に対し、どちらかというと反抗的な態度をとりたい年代ですが、そのような態度は微塵にも感じられませんでした。それどころか積極的に参加し青春を謳歌していたのです。
 最後に在校生と卒業生がエールの交換のように合唱をし合うのですが、その光景は誰もが感動の坩堝にはまってしまうがごとく、素晴らしい卒業式でした。
 あそこまでの生徒に育ててくれた教師の皆さんに心から感謝を申し上げると同時に、生徒の皆さんの素晴らしい成長に心からエールを送るものです。
 日本一の卒業式だと胸を張れる内容でした。あれだけの生徒になれるのなら、学力がどうの、スポーツがどうのと気にしなくてもいいです。
 一度本物に触れると、それは忘れられないものです。あれだけの中学生時代を経験したら、将来も本物を求め成長するものと確信したものです。
 それと3月は次年度の予算を審議する議会がありましたが、その議会で私にとっては残念なことがありました。私はこの広報で、何度も森町の財政は危機的な状態にあると紹介してきました。現在のような状況が2年続くと早期健全化団体といって、夕張の一歩手前の破綻寸前の自治体になってしまうのです。
 この状況は議員の皆さんに何度も報告してきたにもかかわらず、私が提案した財政健全化対策の一つとして打ち出した定年退職者の再雇用を、若年雇用者の妨げになると否決したのでした。
 定年退職者は60歳と、まだまだ働けるだけの余力と長年培ったノウハウを持っております。そして、そのベテランを信じられないほどの低賃金で活用できるのです。昨年まで4千7百万円以上かかっていた人件費が8百万円以下で働いてもらえるのです。このようなベテランが役場に20人もいたら、どれほど人件費比率が落ちるでしょう。
 議員の皆さんに詳しく説明をしたのですが、緊急的に必要な財政再建よりも雇用問題を重要視したのです。財政に余裕があればそれも可能ですが、今は財政再建が第一優先だと私は確信しております。
 多くの議員がそのような考えで、役場が雇用の調整弁になり、人件費が莫大に膨らんで現在の破綻寸前の自治体になったことを知っている(?)にも関わらず、まだ役場に雇用の調整弁を求める姿勢には唖然とするものです。
 実に残念なことと嘆き悲しんでおり、これは私の説明不足によるものと自戒しておりますが、何度もあきらめずに議会に説得していく覚悟です。
 議会と町長が丁々発止とやり合うことは健全な形と思っております。これからも、お騒がせすることがあるかもしれませんがお許しください。ただ、私も議会側に理解してもらうように資料等をしっかり揃え、説明するようにしなければならないと反省しております。
 今月はいよいよ本当の春の訪れを感じる季節です。この冬は最近では経験したことがないほどの降雪量で、4月近くになっても雪が降っておりました。寒い冬の年は畑の実りがいいと昔から言われております。海に山に畑に、この冬の寒さが良い影響だったといえるように祈念したいものです。
 春とはいっても北国の春の朝晩は冷え込みが厳しく、寒暖の差が激しいものがあります。どうか油断されずに日々をお過ごしくださいませ。
平成22年4月
森町長 佐 藤 克 男

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