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町長あいさつ

町民の皆さん、明けましておめでとうございます。

 寒さ厳しき折りにても、穏やかなお正月をお迎えになられたことと思います。
 昨年は町政改革の諸々に町民の皆さんのご協力をいただき、心より感謝申し上げます。
 国政では、60年以上続いた政権に終止符を打ち、新しい政治体制が始まる「政権交代」の年となりました。この森町では国よりも約1年早く「政権交代」が行われたわけですが、着実に改革が進められております。
 毎年恒例の、清水寺で発表する昨年の「今年の漢字」は「新」でした。
 「新」という漢字の意味は、「立っている木を斧で倒して新しい芽を出す」という意味です。また今年の干支は「庚寅」(かのえとら・こういん)は、「庚」(かのえ)が植物の生長が止まって新たな形に変化しようとしている状態といわれ、「寅」も春が来て草木が生え始める状態といわれております。昨年の「今年の漢字」、そして干支の「庚寅」も共に新しい風が吹き、新しい時代の始まりだということになります。
 60年前の昭和25年の事象を調べましたら、「年齢のとなえ方に関する法律」が制定され、我が国の有史以来、年齢を「数え年」で数えていたものを「満齢」で数えるようになりました。これは実に新しいことでした。また、第一回「さっぽろ雪祭り」が開催されました。これも60年間一度も欠かすことなく行われております。そして第1回「ミス日本」に山本富士子さんが選ばれて、日本でも女性の美の追求が始まった年でもあります。
 何か新しい良いことが始まるような、そんな期待をしたくなる年の始まりです。現在は100年に一度の金融危機とか、デフレによる大型の経済不況と叫ばれておりますが、我が国は、古くは明治維新で大改革が行われました。
 この改革は、今まで侍であった人が、ある日突然職を失い、路頭に迷うこととなった大改革でした。次の大きな改革は、富国強兵で我が国の産業が軍需産業一色になり、国民の70%以上が兵役に協力していた時に、終戦を迎え国民のほぼ全員が困窮の極みに投げ出された新しい一歩でした。
 しかし、現在から考えれば想像を絶するような困窮の時であっても、我々の先輩はその山坂を乗り越えて世界第2位の経済大国を築いてくれたのです。
 そして我が森町は、海の幸、山の幸に恵まれ極めて風光明媚な町です。食料自給率、エコエネルギーでのエネルギー自給率の高さは世界でも類い稀なエコタウンです。しかしながら、何といっても一番の財産は何処にも負けない働き者の町民です。
 政府は「こども手当」といった、働かなくてもお金をもらえるような制度を作るようですが、このような制度は長続きしませんし、このようなお金を当てにしていては足腰が弱くなります。自分のことは自分で守る自助能力を付けることが大事です。
 いつの時代でも、自分のことは自分で守ることができる人が救われるのです。
 個人だけではなく、地方自治体の「森町」も同じです。
 今年は森町も、10年、20年、30年先を見据えた第一歩を歩む年になろうかと思いますが、私も町民の皆さんの魁となって汗を流す覚悟です。
 町民の皆さんにおかれましては、健康を最大に留意され、めでたき年であられますことを心より祈念して新年の挨拶といたします。
平成22年1月
森町長 佐 藤 克 男

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