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町長あいさつ

町民の皆さん こんにちは。
今月から新年度が始まります。
先月は今年度の予算を決める大切な議会がありました。






予算について

森町の財政は今まで通りの歳出を繰り返していれば、2年で間違いなく「早期健全化団体」に陥(おちい)るところでした。いわゆる破綻自治体になる寸前でした。
破綻自治体というのは2通りありまして、「早期健全化団体」と「財政再生団体」ですが、その違いは連結赤字比率が20%を超えると「早期健全化団体」、30%を超えると「財政再生団体」になるのです(ちなみに夕張は「財政再生団体」)。

このような破綻自治体には絶対にしてはいけませんので、今期の予算では職員の皆さんを始め、議会にも町民の皆さんにも色々な角度からお願いをせざるを得ませんでした。
新聞等で町民の皆さんも既にご存知のことと思いますが、職員にも10%から15%も給与のカットをお願いしました。職員組合では検討に検討を重ねて応諾してくれ、議会のほうでは自ら議員報酬のカットをしてくれました。
予算では行き過ぎと言われていた福祉について、大幅に削らざるを得ない箇所もありました。そのようなことから「町長は日本一お年寄りを大切にする町づくり≠ニ言っていたにもかかわらず、これでは弱いものイジメだ」との意見もありました。

しかし、私の目指す「日本一お年寄りを大切にする町づくり」はお金を差し上げたり、お風呂の無料優待券を出したりすることではありません。
森町には900人を超す介護を必要としているお年寄りがおりますが、その方達全員が施設に入所できたり、介護サービスを受けたりしているわけではありません。また、将来も今のままでは改善される可能性は少ないのです。
これは森町だけでなく日本全国が同じようなことになっております。私はこの問題の解消は、自治体が地域住民と力を合わせて対応しなければ解決しないと思っております。

お年寄りの福祉とは

その解決策として私は執行方針で述べたように、「介護マイレージ」というシステムを提案しております。これは40代、50代、60代の方達が月5時間から10時間程度、地域で介護を必要としているお年寄りのお世話をボランティアでするものです。

現在は老々介護とか独居老人、または家族と同居していても家族が面倒を見切れないという家庭もあります。そのような方のお世話を無料でするのです。
そのボランティアの方達にとって何かメリットはあるのか?それは誰もが間違いなくお年寄りになりますし、将来介護を必要とする可能性は大です。
その時、ボランティアをされた方は優先的に無料で介護を受けられるのです。そのためにボランティアした時間と内容は全てコンピューターに記録されております。
しかし、一番のメリット(報酬)は介護を受けた方からのお礼の言葉と笑顔だと思っております。
この介護マイレージの研究のために、4月から新しい部署を設立し、来年度には一部で稼働するための研究調査が始まります。
私は地域の方々が、介護を必要とされている方のお世話をシステムで出来るようになることが、一番の行政サービスだと確信しております。
町民の皆さん、私は全てお年寄りの福祉をカットしたわけではありません。近隣の町に比べても、まだ手厚い福祉が行なわれている町であることは間違いありませんのでご安心ください。
また、町民の皆さんから「町長は走りすぎではないか」と、よく質問がありますが、改革は一気にやらなければ改革とはいえませんし、いつまでもダラダラと続けていたら疲れてしまいます。そして、現在の森町は待っている暇などないと言うのが現状です。

私は今、財政改革に取り組んでおりますが、これは何も緊縮財政にするということではありません。「やらなければならないことはやる」という信念で職員に指示しております。
また、予算計上してもその必要がなくなったら躊躇せずに止めます。役所は一度予算計上したら、何が何でもやらなければならないところと勘違いしておりますが、それが町民にとって良いかどうかの判断で朝令暮改は敢えて厭(いと)わないつもりです。

さて、今年の桜の開花は早まりそうですが、楽しい桜まつりを企画しているようです。
春とは言ってもまだまだ朝夕は冷え込みが厳しくありますので、風邪等ひかないようにご自愛ください。

平成21年4月
森町長 佐 藤 克 男

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